進路情報進路指導の理念

本校では,進路指導を広義に捉え,次のような考えのもと進路指導を行っています。

  1. 自分の将来の生き方を模索し,目標とする職業の方向性を真剣に考えさせる中で,悔いのない進路選択ができるようにする。
  2. 各教科の確かな学力を身につけることができるようにする。
  3. 生徒自身が進路を主体的に考え,進路実現に向けて自立して行動できるようにする。
  4. これらの生徒の活動において,進路指導部・学年団が全面的にバックアップする。

「志」を貫徹しよう

能力の差は小さく努力の差は大きい。志があれば努力することはそんなに苦になりません。「目標」のある高校生活は充実したものになるはずです。大学に合格することは最終目標ではありません。自分の生き方を模索し,どんな職業に就くのか,大学で何を学ぶのかという自分の意志があって志望大学が決定されるのです。大いに書物を読み,担任の先生や両親と十分に話し合い,早い時期に自分のやりたいことを見つけてください。茨城高校進路指導部では,「第1志望現役合格」を掲げています。そのためには,次の3点を必ず実践して下さい。

① 基本的な生活習慣の確立  ② 授業を最優先し集中すること  ③ 家庭学習の確立

1日の学習時間の大半を占めるのが授業です。授業での理解を定着させ深めるには,どうしても家庭学習が必要不可欠です。自分の手と鉛筆と紙を使った家庭学習の習慣を必ず確立してください。近年はAO入試,推薦入試,センタ-試験(共通テスト)を課す推薦入試など入試が多様化しています。それに伴う面接や小論文などの対策は無視できないのは確かです。

しかし,あくまで各教科において確かな学力,真の実力を身につけることが最も大切です。特に中3・高1・高2の生徒は,国語・数学・英語を中心とする基礎学力を徹底的に鍛えてください。どの教科も基礎が大切です。特別な入試対策によって合格する人はごく少数です。共通テストはもちろん2次試験においても,難問を解くより基本や標準問題を確実に解くことが合格のセオリ-です。マリナ-ズのイチロ-選手はある取材で「びっくりするような好プレイが勝ちに結びつくことは少ないです。確実にこなさなければいけないプレイを確実にこなせるチ-ムは強いと思います。」と述べています。入試も同じです。3年生は,各自の目標に沿ってより具体的に学習計画を練り上げ,着実に実行してください。また,授業とともに課外授業や特編授業を上手に活用することよって,不得意分野や発展分野を補ってください。模擬試験は身近な目標として学習の励みにし,弱点の把握に努めて下さい。特に,模試終了直後の解説の読み込み・復習は,力を伸ばすために大変重要です。手を抜かず確実に実行してください。現役生は入試直前まで伸びる爆発力を秘めています。

また,「受験勉強は団体戦」です。一人一人の自覚ある言動が集団をよき集団にするものです。お互い,ルールを守り気持ちよい学習環境を作ることを心掛けましょう。誰しも,怠け心が起こったり,スランプに陥ったり,悩んだりする時期があるものです。そのようなとき,同級生の頑張っている姿や友からの励ましは,乗り越える大きな力となります。よき人間関係を築き,お互いに叱咤激励をしあいながら,みんなで第一志望合格を目指して最後まで頑張り抜く姿勢を貫いて欲しいものです。

茨城高等学校進路指導部