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  • 2022/08/24
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8月10日(水) 医学コース講座

●再生医療研究についての出張授業
 1年生の医学科志望者および再生医療に興味がある中3生、高2生を対象に、東京女子医科大学先端生命科学研究所所長の清水達也教授を講師にお招きし、出張授業「再生医療について」を実施いただきました。
 授業前半は、細胞シート法を用いた最先端の再生医療・移植治療などについて講義をしていただき、最先端の再生医療について理解を深め、視野を広げることができました。
授業後半には、清水先生ご自身の学生時代の夢や目標などについてお話しいただき、夢を持つことの大切さなどを具体例も交えながら生徒たちに熱く伝えていただきました。
 最後に、再生医療の研究だけではなく、将来の食糧危機に対する研究として再生医療を生かした「細胞農業」についてのお話をしていただくなど多様な視点で研究していることに生徒たちは驚きと関心をもって熱心に授業をうけていました。また、授業終了後には、再生医療に興味がある生徒が数名、清水先生に直接質問する姿も見られました。

<生徒感想>
・今回の授業の再生医療では細胞シートを研究しているという話でした。細胞シートの課題は、心臓などの厚い臓器などに取り付けることが難しいということでした。しかし、3枚ずつ重ねていけば心臓ぐらい厚いのも作れるようになったという技術の進歩の最前線の話も聞くことができました。また、この医療技術はSDGsにも活用されようとしていて再生医療の可能性をとても感じることができ、とても興味深かった講義でした。

・幹細胞生物学と組織工学を融合させて再生医療が行われることを初めて知った。
医療は医学の知識だけでは発展しないため、多様な企業と協力して研究が進められていることがわかった。夢や目標を持ち続け、チャレンジし続けることの大切さを学ぶことができた。今回の講座を通して、研究職への関心を高めることができた。