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- 2026/11/04
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理科の教室風景「トリチェリの水銀柱を水でやると…」
今日は高校化学の授業風景を紹介します。
1643年,イタリアのトリチェリは水銀に沈めたガラス管を立ち上げると,水銀が高さ760 mmまでしか落ちてこないことを発見しました。大気が,水銀がそれ以上落ちてこないよう水銀面を押しており,その大きさ(大気圧)は水銀760 mm分と等しいことを示したのです。人類が始めて大気圧を測定した実験です。

有毒な水銀の代わりに,今回は水でこの実験を再現しました。水は水銀よりも軽いため,760 mmでは大気圧と釣り合いません。そこで生徒が計算したところ,約10 mの水を用意すれば大気圧と釣り合うことが予想されました。
実際に長~い透明チューブに色水を入れて,1階から4階まで持ち上げてみました。すると確かに約10 mまでは色水が入っていますが,10 m以上では色水がなくなって真空となっています。大気圧の大きさは,水10 m分なのですね。


透明チューブに水を入れて,階段を持って上がる…。

約10 mを超えた地点。1階では入っていたはずの水が抜けて真空になり,チューブが押しつぶされている!
