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【Co-Labo×東北大学ALicE】東北大学工学系女性研究者育成支援推進室(ALicE)特別講座

今年度より、新しく開講している「Co-Labo」では、日々の授業で培った知識を前提として、現代社会から要請される課題解決能力を育むことを目標としています。「地域協創領域」と「学問探究領域」に分類し、夏季休業中を中心に年間を通して複数回実施されます。
 1月24日(土)、「学問探究領域」として、講師に東北大学工学研究科 都市・建築学専攻の佃 悠先生、同じく東北大学工学研究科DEI推進プロジェクトより渡邊智子先生をお招きし、「東北大学工学系女性研究者育成支援推進室(ALicE)特別講座」を実施しました。東北大学工学系女性研究者育成支援推進室(ALicE)は、女性が工学系分野で安心してキャリアを継続できる社会の実現を目指して、2013年度に開設されました。今回の講座では、本校の女子生徒を対象に、ご講義いただきました。
 まず、渡邊先生に、「東北大学工学部と女子学生支援の紹介」というテーマでご講義いただきました。東北大学工学部は5つの学科に分かれていますが、それぞれの学科や対象とする学問の特徴や違い、そして他学部との研究の違いについてお話しいただきました。東北大学について知ることができたと同時に、進路選択についても考えを深めることができるお話しでした。また、どうしても男子学生のイメージが強い工学系学科ですが、東北大学内では近年、女子学生や女性研究者が増えているそうで、女子学生支援や設備についても知ることができました。
続いて、佃先生の「建築でこれからの社会をつくる-東北大学で学ぶ都市・建築学」というテーマの講義に移りました。最初に、建築・社会環境工学科における実践的な学びをご紹介いただきました。学生が演習を行っている様子を、実際の写真を見ながらイメージを膨らませました。建築の三要素といわれる「用・強・美」についてのお話しも、校舎や教室、茨城県の建造物を例に挙げ、生徒たちも「建築学」をより身近に感じることができたようです。佃先生は建築計画学を専門とされており、東日本大震災、能登半島地震後の公営住宅の建築やコミュニティ支援に携わっておられます。ただ「住宅を建築する」のみならず、建築計画や環境にメッセージを込め、住宅建築後のアフターケアにも尽力されています。その取り組みの際に、社会学や文化人類学、心理学の知見や方法論を用いているそうです。「建築学」は、人間スケールから都市スケールまで、そして歴史・デザインからエンジニアリングまで文理融合で学際性が高く、佃先生が「建築は多様な文化の交差点」と表現していたように、「建築学」をより広義に捉え直す、非常に学びの深いお話しでした。
 講義終了後には、生徒たちが渡邊先生と佃先生を囲んで積極的に質問をしており、お二人には丁寧にご対応いただきました。生徒たちからは「建築学のイメージが大きく変わった」「東北大学に入学できるように頑張って勉強したい」という声が聞こえ、生徒たちの知識を深める機会になったとともに、勉強のモチベーションにつながる大きな刺激を得る機会となりました。