今年度より、新しく開講している「Co-Labo」では、日々の授業で培った知識を前提として、現代社会から要請される課題解決能力を育むことを目標としています。「地域協創領域」と「学問探究領域」に分類し、夏季休業中を中心に年間を通して複数回実施されます。
　６月１４日(土)、「学問探究領域」として、専修大学経営学部ビジネスデザイン学科より足代訓史先生を講師にお迎えし、「アプリに学ぶ経営学入門－LINEの経営を題材に考えてみよう―」というタイトルでご講義いただきました。足代先生は、自治体や企業の課題解決をデジタル技術・コンテンツを利用して図る取り組みも行っていらっしゃいます。今回は、「LINE」という生徒たちにとって馴染みの深いデジタルコンテンツを題材に、経営学の視点から、プラットフォームビジネスについてお話いただきました。「ネットワーク効果」などの大学で学ぶ専門用語についても講義では話題に上がりましたが、足代先生に分かりやすく噛み砕いて伝えていただき、生徒も声をあげながら頷いていました。昨今では、自治体・企業を問わず、経営にデジタルコンテンツが不可欠になってきた印象です。そういう点では、現代において「DX人材」が必要とされ、各大学に「情報学系統」の学部の新設が相次いでいるように、デジタルネイティブである生徒たちが今後の経営を担っていく部分も多分にあるように思います。大学での学びを、より身近に感じることのできる機会となりました