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- 2025/05/26
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各学年の医学コーススタート
5月24日、本校の医学コースでは中学3年生から高校3年生まで、各学年に応じた初回講座を実施し、今年度の学びが本格的にスタートしました。医療や福祉の分野について理解を深めるとともに、生徒一人ひとりが自らの進路に向き合い、将来の選択に繋げていくための大切な機会となりました。それぞれの学年の講座内容は以下のとおりです。
●中学3年生対象「医療福祉入門講座」
中学3年生向けの医学コースキックオフ講座として、「医療福祉入門講座」を実施しました。本校と連携する国際医療福祉大学より渡辺先生を講師にお迎えし、多様な医療職の紹介だけでなく、医療福祉職に携わる者としての在り方についてもお話しいただきました。改めて自身の進路を考える貴重な機会となり、講座後は多くの質問が飛び交い、活気のある講座となりました。
●高校1年生対象「チーム医療現場講話+ワークショップ」
高校1年生は、2025年度医学コースのスタートとして「チーム医療現場講話+ワークショップ」を実施しました。講師には、横浜市立大学附属市民総合医療センターで管理栄養士を務めておられる熊谷直子先生をお迎えしました。「食」を通して患者と向き合う姿勢や、多職種が連携するチーム医療の重要性について具体的にお話いただきました。さらに、ペーパーチェーンワークを通じて、グループとチームの違いや、役割分担・コミュニケーションの意義を体感的に学ぶことができました。
●高校2年生対象「からだを奏でるワークショップ」
高校2年生を対象に「からだを奏でるワークショップ」を開催しました。講師は、ALSを患いながらも表現活動を続ける体奏家・ダンスアーティストの新井英夫先生。病状が進行する中でも、毎年本校の活動にご協力いただいています。今回の講座では、言葉だけがコミュニケーションではないことを、からだを使ったアクティビティを通して体感的に学ぶことができました。
講座後の生徒アンケートには、「普段の会話では気づかないコミュニケーションの幅広さを知った」「言葉に頼らないからこそ、相手を感じ取る力が必要だと分かった」などの感想が多く寄せられ、多くの気づきと学びを得た様子がうかがえました。講座後も新井先生に声をかけたり、交流をする生徒の姿が見られ、印象に残る時間となりました。感覚と対話が結びついたこの体験は、将来医療に関わるうえでの「感じる力」の大切さを考える貴重な機会となりました。
●高校3年生対象「医学部小論文対策講座」
医学部志望者を対象に、富士学院より北村先生を招き、「医学部小論文対策講座」を実施しました。講座では、小論文の基本的な考え方や構成の仕方に加え、どのような視点が医学部入試で求められているのか、そして志望理由や面接との関連性についても具体的にお話しいただきました。また、小論文の枠を超えて、医学部受験全体に関する心構えや準備のポイントについても詳しく解説があり、今後の受験対策に向けた土台となる講座となりました。



