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  • 2024/04/01
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UC DAVISプログラムレポート-5-

 3月23日~4月3日にかけて、本校が連携協定を結ぶカリフォルニア大学デービス校(UC DAVIS)での研修プログラムを実施しています。研修には29名の高校1年生、2年生が参加しています。生徒たちは現地でホームステイしながら、世界のトップ大学UC DAVIAでのさまざまな研修を経験します。
 引率している教員からのレポート、写真を掲載します。

[UC DAVIS 研修プログラム第4目レポート(3/28) 晴れ]
本日のCareer プログラムではGender Inequality(不平等)をテーマにその原因と解決法を考えて、参加者同士で意見を共有しました。一方、STEMプログラムでは、*Deepfakeが社会に与える影響と眉の動きや瞬きの有無などからDeepfake動画を見分ける方法を学びました。
午後には、UC DAVISの3人のSA(スチューデントアシスタント)の引率で、サクラメントフードバンクセンターのボランティア活動に参加しました。たくさんの食品を家庭用に分ける作業を通じて、社会問題への理解を深めると共に、感謝の気持ちやチームワークの重要性を学ぶ機会となりました。
この日、筆者は、生徒たちと別行動で、UC DAVISの藤田先生と*Destination Davis Passway Program の最初の2年間を過ごすコミュニテーカレッジの*DVC(Diabro Valley College)を訪問し、International Educationを統括している学部長と面会し、今後の連携強化について話し合いました。その後、現在、DVCの2年生として現地で学ぶ卒業生と会って、近況の共有をしてもらいました。

生徒感想A
今回体験させていただいたフードバンク活動を通して、作業をいかに効率的にできるかを考えることができました。また、私たちが梱包した食材たちが人々の元へ渡ると思うと、とてもやりがいを感じることができました。今後このような活動があれば、積極的に活動していこうと思います。
生徒感想B
アメリカでのフードバンク活動を通して、私たちはまず、現地の地域社会を支援している方々と英語で作業をこなしたことが純粋にうれしかったと感じています。また、果物や野菜の分業において学んだことは、廃棄されるものの中にはまだ食べられるものが沢山あり、食に恵まれている私たちに、食べ物を無駄にせず、今ある食生活を大切にすべきであるということに気づかせてくれました。他国でこのようなボランティア活動に参加し、学びを得たこともうれしく思います。

*ディープフェイク(deepfake)は、「深層学習(deep learning)」と「偽物(fake)」を組み合わせた混成語で、人工知能を応用した画像・映像合成、生成技術を指します。ディープフェイクによるフェイクニュース、デマ、プロパガンダは、民主的な意思決定を妨げ、民主主義の機能や規範を損なう可能性があると指摘されていて、規制を求める意見が増えています。
*Destination Davis Passway Program : いわゆる2+2方式でアメリカの名門大学に編入するプログラム。最初の半年間UC DAVISにてアメリカの大学で学ぶ基礎力をつけたのち、9月から2年間、コミュニティーカレッジで学んだあと、UC Barkley, UCLA, UC DAVISなどのアメリカの名門大学に編入するプログラムです。
*DVC(Diabro Valley College):UC Barkleyへの編入率全米トップを誇るコミュニテーカレッジで、世界中から意欲的な留学生が集まる大学です。

Career プログラムの様子
午前の授業の様子
STEMプログラムの様子
DIABROVALLEY COLLEGEで学ぶ田村さんと藤田先生
サクラメントフードバンクサービス
これらの仕分けをお手伝いします.
ボランティアの様子
みかんの詰め込み作業
フードバンク活動を終えて