医学コースの活動

2020医学コース実績6

2020.11.21

中学3年生・高校1年生「科学捜査に用いられる化学反応を体験しよう」

講師:酒井 佑宜 先生
横浜薬科大学

科学捜査で用いられる「ルミノール反応」や「ニンヒドリン反応」の実験をおこないました。有機化学がこのような場面で活用されていることを知り、生徒たちは今学習していることが世の中で役立っていることに感動しながら夢中になって実験に取り組んでいました。

参加した生徒の感想
  • ルミノール反応では鉄に反応して青く発色していることがわかった。確かに鉄分は人間に必要な栄養素で摂取しなければ貧血になってしまう。ルミノール反応を回避することはできないんだなと思った。指紋を摂るニンヒドリン法ではアミノ酸に反応されていて、これも人間の体で常にあるもの。どちらも人間の体を知り尽くした人が生み出したものだなと思った。 指紋の種類も4パターンあり、それぞれが独特の形をしていて何割の人がどの指紋を持っているか判明しているのでその指紋が分かるだけでも候補を絞ることが出来ることから指紋はとても重要なものなのだなと思った。
  • サイリウムに使われる化学反応や、化学捜査に用いられる化学反応など、様々な化学反応が私たちの身の回りに使われていることがわかりました。また、それが人間に害があるものに変わったり、環境に害を与えたりするため、使い方をよく考える必要があるということもわかりました。
  • 今回の講座では、自分の指紋を実際に検出してみて色々な人の指紋をじっくり観察したことが個人的に面白かったです。指紋を出す際に指につけたものが味の素で、アミノ酸を含んでいることにも驚きました。その他にも、指紋に色々な種類があることやその特徴でスマートフォンの指紋認証は行われていることなど、実験も通して新しい知識を得ることが出来て楽しかったです
  • 私は以前から科捜研の女や相棒を好きで観ていた。両親にドラマの影響を受けて「科学捜査カッコいい、興味がある」と話したくらいだ。今回、このような実験ができてとても嬉しかった。  紙に指を押し当てたもの、味の素を溶かした液体をつけて押し当てたものに酢をスプレーしてホットプレートで蒸発させた。後者の方が色が濃く指紋が出たのに驚いた。そして、朱肉を使って指紋を出したものとそれらを比較して誰の指紋かを当てるのもとても面白かった。この実験を通して、化学の楽しさ、面白さを改めて感じた。
  • 私たちが身近すぎて目をつけていない部分にたくさんの反応が起こっていることを知り、これからは1つ1つのことに関心を持って生活できたら良いなと思います。また科学では1つの見方で決めつける事はできず、あらゆる面から物事を見る事が大切なんだなと先生の話を聞いて良いて感じました。なかなか大学なので実際に教えている先生に会う機会というのがないので、すごく良い経験になったと思います。ありがとうございました。

高校2年生・高校1年生「医系小論文作成講座」

講師:北村 暁 先生
医系専門予備校富士学院お茶の水校

第2回医系小論文講座を実施しました。真剣に授業に取り組み、課題もしっかり取り組んで提出しました。