学校長あいさつ

建学の精神  報恩感謝

教育目標  社会報恩に厚い真のリーダーの育成

茨城高等学校・中学校

校長 鬼形 正人

 

 平成31年度(令和元年度)入学式において、中学新入生には「丸ごと全部の君を分かってくれている人は誰か」と問いかけました。自分を理解し支えてくれている人を意識できること、それが大人へと成長する第一歩であると思います。

 高校新入生には「自由であるためには、何が必要か」と問いかけました。

 「自由からの逃走」という書物に、自由とは耐え難い孤独と痛烈な責任をともなうものであり、自由であるためには、自我と教養の強度が必要であるとあります。

 自我と教養を自分のものとする出発点は、中学・高校生活でなければならないと考えています。

 

 茨城高等学校・中学校は昭和2年(1927年)に建学され、昭和、平成、そして令和と92年の歴史を刻んできました。本校の建学の精神は「報恩感謝」です。「自分とは何か、何のために、誰のために」と常に自らに問い続けることのできる人材の育成を目指します。

 明治以来と言われる教育改革は、中学・高校の教育内容を大きく変化させようとしています。私学には、建学の精神に根ざしながら、時代の変化にいち早く対応し、その最前線で新しい教育を創造するという使命があります。

 第四次産業革命とも称される時代、そしてグローバル化が急速に進行する時代。これまでの常識や経験値とは全く違う価値の創造が求められています。知識の蓄積と要領よく解に到達する技術を習得するドリル型の学習では獲得できない、自ら問題を発見し、その解決の方法を他者と協働の中で探っていくことのできる能力と人間性は、共通の目標を持ち切磋琢磨する仲間との関係の中で育まれます。

 本年度より医学コースがスタートしました。将来医療の道を目指し、主体的に学ぼうという生徒達により構成されます。学年の枠を超えた中学3年から高校3年までの学びの集団は医療者としての適性・人間力を体験の中から育み、共に目標に向かって学び続ける集団です。

 海外研修旅行におけるホームスティと仲間と企画するプレゼンテーションの体験は、多様な文化とその中での情報発信の大切さを実感する体験となります。

 木の温もりと開放感に溢れた教室、二つの体育館、屋内温水プール、水戸藩藩校「弘道館」から引き継がれた漢書を含む蔵書六万冊を誇る図書館、カウンセラーの常駐する生徒相談室・保健室。主体的な学びを応援する環境が整っています。

 「自分とは何か、何のために、誰のために」と自らに問うことで、学校生活はとても豊かなものになります。受け身ではない本物の学び、かけがえのない自分なりの本物の成長をスタートさせましょう。茨城高等学校・中学校は本物の学び、成長の場を提供します。